男性にとって″勃たない″というのは由々しき問題のようで、アイデンティティの危機にまで発展することもあります。「EDを初めて自覚したときショックでしたか?」という質問に対し、「とてもショックだった」「まあまあショックだった」と回答した人が大多数を占めました。年齢による差はそれほどなく、「〇歳になったから、もう勃たなくてもいいや」と考える男性が、あまりいないということがわかります。

さらにその気持ちを掘り下げて調べた結果を見ると、EDを自覚したのを機に「老いを実感した」「男性としての自分に自信をなくした」と、人生そのものに対して消極的な気分になるようです。
ぺニスに頼りきり、ひたすら挿入を重視したセックスをしてきた人にとっては″勃たない″ ″勃起を思いどおりにコントロール
できない″ということは、大きな喪失感をともなうものでしょう。
そんな男性には、パートナーである女性がEDをどう思っているかを、ぜひ知ってほしいと思います。EDを自覚した配偶者をどう思うかを調査したアンケート結果に注目してください。「ストレスや健康上に問題があるのではないかと心配になった」「配偶者が年をとったことを強く意識するようになった」と相手を気遣う反応が上位を占めています。

また、「配偶者がEDになったとき、どのように自分に接してほしいですか」という間いに対しては、「EDかもしれないと正直に相談してほしい」と思っている女性が、「強く求める」「まあまあ求める」をあわせると、多数にのぼりました。男性が思うほど、女性はパートナーの性的機能低下に固執していません。それよりも心身の健康を心配し、一緒に乗り越えていきたいと感じているようです。自分がEDかもしれないと自覚したら、まずはパートナーに打ち明けること。これまでいい関係を築いてきたのなら、女性は確実にそれを受け入れてくれます。
恥ずかしいからといって隠していては、急にセックスライフが途切れたことによって、女性は「もう私に愛情がないのでは?」「ほかで浮気をしているのではないか?」と不信感を抱いたり、「どこか身体が悪いのではないか?」といたずらに不安になるだけ。EDは男性ひとりの問題ではなく、夫婦ふたりの問題なのです。
そして泌尿器科や専門医院で相談し、適切な治療に取り組むことが大事です。病院では触診はなく、下着を脱ぐ必要すらありません。主に問診によってEDの原因を探り、薬を処方します。場合によっては、血液検査や血圧測定、心電図の検査をすることもあります。インターネット上には、国内外の薬が多数、出回っていますが、なかに薬品でないものも混ざっているので、注意してください。薬には副作用がありますから、自己判断は危険です。同じく効果がうたわれているサプリメントや健康食品も、過信は禁物。根本的な治療を目指すなら、病院での治療が必須です。
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